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旧国鉄 中央西線 旧線 中平隧道

長野県木曽郡木曽町福島

撮影日 2009/1/23

東、東京は明治22年の今は亡き甲武鉄道の新宿駅~立川駅間開業から始まり、西は明治33年の名古屋駅~多治見駅間開業から。そして延伸に延伸を重ねてついに明治44年に全通を成し遂げた旧国鉄、現JR中央本線は言わずとも知れた幹線鉄道路線である。
この中央本線は長野県【塩尻駅】より東を中央東線。西を中央西線と呼び、東西合わせたこの明治生まれの超メジャー&長大鉄道路線には、今となっては付け替え等々で廃止された大量の“ブツ”がある。
今回はそんな中のひとつを紹介したいと思う。


【地図】

【大きい地図はこちら】

国道19号を塩尻方面から来た場合は木曽福島市街を抜けて来た旧道との合流点よりしばらく進んだ所。
逆に名古屋方面から来た場合は、長野県道20号開田三岳福島線の終点である「元橋」を左に見てちょっと進んだ場所にあるのが上の写真の場所。
撮影方向は木曽福島駅側塩尻方面で、写真左の道が国道19号。右の道が問題の“ブツ”がある町道。
ちなみに写真を撮っている私の背後にはそこそこ大きな退避駐車場スペースがあり、私はそこに車を停めて、更にドアロックの確認もした!(←前振り その1)
【参考:その日、1月9日「道の駅 日義木曽駒高原」からの景色】

それがどうだ!今では邪魔者の雪も大半は解けてのポカポカ陽気。
車を運転していれば暖房が効き過ぎて、軽く汗ばむぐらいだ。それだけに、この時の私は「冬物ジャンパー(防寒着)なんて着ていられるか!」と、車を降りるなり脱いだジャンパーを車内に放り込み、薄い長袖の下着の上に、秋物の長袖シャツだけの格好で来ている(←前振り その2)

振り返って撮影。側壁の上を走るのが複線化された現在の中央西線である。
嗚呼…。車の中が暑かったから、このスースー感が堪らなく気持ちいい!

で、既に見えているが町道の脇には不自然なスペースがある。近寄って見てみる。

これは明らかに電信柱ではなく架線柱。ここは既に廃線跡だと訴えてかけて来ている。
あっさり言うがここは中央西線の旧線跡で、かつては単線で【あそこ】に繋がっていたのだが……。それにしてはこの架線柱。何だか立っている場所が端に寄り過ぎてないか?と、予備知識をほとんど持たずに行った当日、私は現地で思った。

振り返って上松駅側名古屋方面を撮影。下の国道19号は車がビュンビュン走っている。

で、再び木曽福島方向。
早くから見えていたこのプレハブ小屋は物置小屋ではなく、何かの商売をしていた店舗らしいが営業はしていない。恐らく廃テンポ、ではなく廃店舗だ。
そして勿体ぶっても意味がないので、またまたあっさりと言うが、現地では知り得なかったこの場所の正体は「中平信号場」という信号場の跡で「中央本線-Wikipedia」に因れば、単線時代の昭和41年に開設され、昭和54年に木曽福島駅からこの中平信号場間を複線化。更に昭和57年に当信号場から以南の上松駅間が複線化された事で廃止されたとある。う、うぅむ…。(←意味あり気な頷き)

まあそれはともかく…。

出たっ!

出たっーー!

中平隧道。

ずっしりとした石造りの抗門。『62』のペイントは東京側から数えて62番目の隧道という事か…。現在の『62』はどこにあるのだろうか。

要石も凝った造りで装飾的要素をきちんと体現している。

いいねえ…。

金属製の銘板があった。延長距離も記してある。
読みづらいが『**隧道 延長166.97』とあった。確か前記「**」の部分は薄くとも、かろうじて「中平」とあったと記憶しているが、正直現地ではどうでも良かったのが本音だった。と、言うのも当レポの冒頭に“有名なのか無名なのかわからない”と述べた、この「中平隧道」(おっと、ここでかなり遅くなったが「中平」で読みは「なかひら」ではなくて「なかだいら」である)は、どうやら藩政時代の旧街道である「中山道」と位置が合致しているらしく、検索すると中山道関連のサイトではほぼ必ず紹介されていて、また別ジャンルの廃線専門関連のサイトでも当然紹介されているのだが、そのどちらも「中平“トンネル”」と題して紹介されているのだ。

「いやいや“トンネル”じゃなくて“隧道”じゃないの?」

という、かねてから私が持っていた、しかも世間一般の喧騒からすればどうでもいい心のツッコミに対して、きちんとその“答え”を明示していてくれたこの金属銘板の存在、残存には心底有り難く思った…。
さて、行くか。

【中編】へ続く。
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  1. 2011/06/01(水) 01:01:00|
  2. ●隧道(トンネル)
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