長野県伊那市長谷(旧長谷村)市野瀬
訪問日 2011/4/15
長谷市野瀬(はせいちのせ」)を通る国道152号。
左に三峰川を眺めながら南下すると途中、市野瀬集落を通り抜けてこの橋が左にある(写真で言えば国道152号は左側から右側へ行き、中沢峠、分杭峠を越えて大鹿村へと向かっている)

この橋は三峰川に代わって国道152号のお供をする支流の「粟沢川」との合流にほぼ位置し、また【長野県道212号杉島市野瀬線(写真は国道152号北側)】の終点でもある。
平成13年3月に竣工しているこの橋
【参考写真】は今まで何度も通っているし、また新橋が架かる平成13年以前の旧橋は(記憶ではごく普通の上路コンクリート桁橋で1.2車線程度の狭い橋だった)もこれまた何度も通った。
更にその旧橋からこの現橋への架け替え工事もこの目で見てきたが、それはどうでも良く(←鬼畜非道!つうか写真も撮ってねえし)今まで私はこの橋の名を『新粟沢橋』だとてっきり思い込んでいたのだ、が…。
この日、たまたまこの橋の下方に猿の群が居たので見てやろうと車を停めた。
そして橋を渡ったら…。

何だ!
『あわさわほりぬきはし(粟沢堀抜橋)』だった!
ねぇあなた…。実はかなり“気合い”の入った名前の橋だったのね…。
つうか…、何を堀り抜いたのよ。この橋…。何を堀り抜いていたのよ…。
まてまて…。
ひょっとして…。

橋を渡り切った粟沢川右岸旧橋跡から振り返って撮影(昔はここに旧橋が架かっていた)
対岸、右から左に走るのが先程まで私が居た国道152号。
そして新橋の鋼桁橋である『粟沢堀抜橋』と国道との接合点が『長野県道212号杉島市野瀬線』の終点なのだが、更にその向こうへも続く道があるのがお分かりだろうか。
実はこの道は国道152号の旧道であり、古道で言う『秋葉街道』でもあるのだ。
写真のやや右側に有る山と旧国道へ向かって突き刺さる山の肩を見て欲しい。

どう見ても人工的な斜面ではないか…。
「あわさわほりぬきはし」の“ほりぬき”(掘抜)ってのは、これの事なのか…。
おわり。
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- 2011/04/21(木) 04:00:00|
- ●橋梁
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