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王滝森林鉄道 二号隧道 6

長野県木曽郡木曽町三岳橋渡

訪問日 2009/2/10

【現在地】


上松側の坑口へ…。と、このまま二号隧道から出てしまう前に、隧道内部を、もう少しだけ見ておこう。

天井が真っ黒…。

私は、旧国鉄の電化以前に使われた廃隧道にも入った事があるのだが、この「二号隧道」の天井の汚れ具合は、それと似ている。
やはり、煙突からモクモクと煙を吐き出して走行する(ボールドウィン)機関車が通った証しなのだろうか。

上松側の抗門。

前回、1月19日に県道から見上げて撮影した【ここ】は、隧道抗門に続いて延伸築造された「ロックシェッド」だった(県道から見上げてみた場合、隧道なのか何だか、とにかく“怪しい”とだけしか判断が付かなかったのは、この隧道坑口を隠すように立つ“ロックシェッド”のせいだった)
ところで、このロックシェッドは、コンクリートの色合いからして、本体である“二号隧道”が掘られた後も良い事、だいぶ後々の時代に付け足されたものだと私は推察する。
では、いつ付け足された(築造された)のか?
正直特定は出来ないが、小さな根拠としては、例の煤煙による汚れが一切ない事からして、ボールドウィン機関車が引退したとされる、昭和35年以降に作られたと思う。


前は見上げていた「長野県道20号開田三岳福島線」を見下ろす。

更に見下ろす…。

シェッドと隧道の接続部分。

もう一枚。

こういう、まずは先に竣工した隧道トンネルと、後年になって後付けされたロックシェッドが被さっている“隙間部分”ってのは…、私は実に好きなのだ。

二号隧道。上松側抗門全景。

次回。グダグダの【最終回】へ続く。
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  1. 2010/10/23(土) 00:32:44|
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