王滝森林鉄道 二号隧道 2

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長野県木曽郡木曽町三岳橋渡

訪問日 2009/1/19


「長野県道20号開田三岳福島線」上から撮影。

【現在地】

【大きい地図はこちら】

前編にて述べた「小川線」と「王滝線」の分岐地点 【鬼渕停車場跡】 から、現在地であるここまでは「林道台ヶ峰線」が通っている(最初に掲載した地図でも分かるが、地図の右側から長野県道20号線に接続しているのがそれ)
そして、その「林道台ヶ峰線」こそが、かつての「王滝線」の跡を踏襲している。
尚“林道”と聞くと、ついつい狭隘な悪路を連想してしまうのだが、この「林道台ヶ峰線」については、舗装化されているのは勿論、日本全国あちこちに点在する「おっす!おいら“酷(国)道!よろしくな!」みたいな、ドライブではお付き合いしたくない道よりも、遥かに快適な整備された林道である(確か、一部区間は林道から県道へ格上げ指定されたと記憶している)
つまりはそう…。
“廃林鉄勘”なるものを持ち合わせている方がもしもいるのであれば、この時点で察する事が出来ると思う。
残念ながら「鬼渕停車場」から、ここまでの区間は、林鉄路線の廃止後(昭和50年以後)に行われた、林道整備の拡幅やら橋梁の付け替え等々で、現在では「王滝線」の痕跡は皆無に等しい(ごくごく僅かながら、林鉄軌道時代の橋台跡も有るみたいだが、正直、夏場になると藪に隠れてしまって、どこに何があるのかは全く分からないのが現実なのだ)

まあ、せいぜい改めて【地図】を見れば、右側から来た「林道台ヶ峰線」が直角に曲がり、県道20号線に接続している線形が、やけに林鉄軌道跡から林道に切り替えられた際にありがちな、付け替え線形かもな…、と、勘の鋭い人だけが分かる程度。

ふむ…残念なり。


再び最初の写真。
前方、右に見える赤色のランガー橋が「県道20号開田三岳福島線」の「常盤橋」で、左へ行くのが「長野県道473号上松御岳線」だ。ちなみにここの地名は木曽町三岳の橋渡である(私はこの「常盤橋」を渡ったすぐ先にある、地元公営バス停留所にある駐車スペースに車を置いてきている)
ここは幾度も通っているのだが…、ドライブで通る度に、ここが(写真の左側の法面が…)気になっていた。

そしてこの日、ついに車を停めて撮影した。
だってさ…。

何か怪しくねスか?やっぱり何かあるよ…。

【次回】へ続く。
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