長野県木曽郡木曽町新開
訪問日 2010/9/15
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ここは今までも何度も通り、渡っていたのだが、橋梁に疎い私は、単なる「ポニートラス橋」だと思っていた。
まあ何とも“橋梁”に対する認識が、この時には余りにも浅はかだったし、そもそも、この道が国道361号の旧道なのだ、と知ったのは、ずっと後の事である(記載した地図でも分かるように、現在では“土木の力!見たものか!”と、高規格な「木曽大橋」にてあっさりと国道361号は木曽川を渡って岐阜側へとバイパス化している)
それはまあとにかく。

黒川渡橋。

設置案内板より。
『『吉蘇志略』(きそしりゃく宝暦七年(1757)上田村の項に「黒川渡橋ー大川(木曽川)の西岸にあり、すなわち福島通路なり、官舎(黒川渡番所)有り監護す」とある。飛騨へ通ずる道として現在地より低いダムの中に架けられていた。昭和9年~12年のダム工事にて現在の位置にかさ上げされて出来たのが木製トラス橋となる。現在の橋は昭和28年に架けられた「下路ポニーボーストリングトラス」橋で、鋼材が貴重であった当時の工夫が随所に見ることができる。この工法で現存するものは県下で唯一といわれている。』
なるほどな…。これは只者ならぬ橋だったのか…。
最近は色々な方々の影響を受けた結果、ズボラな私でも少なくとも“橋梁の事を知ろう”という気持ちはあるので「ボーストリングトラス橋」が、そうゴロゴロあるものではない事ぐらいは分かって来たのだが、県下唯一とは恐れ入った。

おわり。
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- 2010/09/15(水) 03:31:08|
- ●橋梁
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