長野県木曽郡木曽町三岳
訪問日 2009/1/04
お猿の楽園。

振り返って現道との分岐部分を撮影(写っているのは私の指お化けです…)
そう言えば、今日は長野県の冬らしからぬ暖かさだ。
そりゃ猿たちも日向ぼっこしたくなるよなぁ…。更に、そこへ“山の匂い”も加わった事で、何だか自分もここで横にでもなって日向ぼっこをしたいなぁ…(←実際したら変態行為)と思っていたら…。

出たよ。

出た!

花房隧道!
以下、隧道スペック。
花房隧道
昭和33年竣工
延長29m
車道幅員5m
限界高4.9m
竣工年が昭和33年というだけあって(これは、日本全国における廃止は勿論、未だ現役も含む隧道トンネルの中では、比較的まだ新しい隧道トンネルに入る)この「花房隧道」の、コンクリート製抗門からは古臭さや、それこそ明治生まれの「只今廃隧道まっしぐら!苔むしています!」みたいな“禍々しさ”は感じない。
てな訳で、いざ、にゅーどー。

てか、前の写真からだと、隧道内から車が出て来てそうに見えている(実際に顔を出しているのは、こいつだ)が、当然そんな事はなく、この花房隧道は廃止された平成14年以降、木曽建設事務所の車庫として使われている。
道も隧道も荒れていないのは、本来の役目を終えた後も、別の役目で現役だからだ。

やっぱり短い。

一台目の車の陰に隠れただけでこんなにも暗い。
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- 2010/10/08(金) 01:02:57|
- ●隧道(トンネル)
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長野県木曽郡木曽町三岳
訪問日 2009/1/04
長野県の南西部にある王滝村。
古くは木曽檜の産地として栄え、日本三大美林の一つに数えられたこの村は“木曽森林鉄道”でもよく知られている。
今回はその王滝村(厳密に言うと、今回の紹介地点は長野県木曽郡木曽町三岳であるが、仔細は後述)にある、廃隧道を紹介したい。
【地図】【大きい地図はこちら】長野県道256号御岳王滝黒沢線を、起点の黒沢交差点から西にしばらく走ると現れるのが牧尾ダムだ。

王滝川をせき止める巨大な堤。
昭和32年に着工、同36年完成した中央土質遮水壁型ロックフィルダムであるこの牧尾ダムは、別名御岳湖と呼ばれ、中京圏に重要な水資源を供給している。
ところで、この牧尾ダムの写真をどこから撮影しているのかと言うと、長野県道256号御岳王滝黒沢線にある「六段橋」の上からだ。

(逆に牧尾ダムから撮影した「六段橋」尚、上記の写真2枚は2009年6月2日に撮影)
確か「六段橋」の名前の由来は古い…、筈なのだが、以下は私のうろ覚えなので信憑性には自信はない。
以下うろ覚え。
「木曽林鉄時代よりも前、当地での木材の運送は筏流しにて行われていたのだが、現在の六段橋付近は余りにも川の流れが複雑で、筏の木材が全て下流に流れ切るまで楽器の琴の弦、上段から下段の六弦、六段、全て演奏してもまだ余った」
という謂われから「六段橋」という名前がついた…と、記憶しているのだが、それを一体どこで拾った情報なのかが思い出せない…(情報求む)
ちなみに、この現在の「六段橋」の開通は、平成14年11月12日で、“旧"「六段橋」は、平成15年3月18日に爆破工法により(←!!)撤去されている。
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- 2010/10/01(金) 03:31:06|
- ●隧道(トンネル)
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