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木曽 小川(王滝)森林鉄道 鬼渕鉄橋 前編
2010/11/12 01:12

長野県木曽郡上松町大字上松

訪問日 2008/12/31

【地図】

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当記事は、以前公開した【王滝森林鉄道二号隧道】の続編となります。

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「林道台ヶ峰線」から木曽川を挟んで上松駅側を撮影。
私の背後には、小川へ行くか、王滝へ行くかの分岐点であった「鬼渕停車場」跡がある。
そこから「林道台ヶ峰線」沿いに木曽川右岸を北上して、支流の王滝川へ遡上するのが同停車場を起点とする「王滝森林鉄道」だ。
また、写真の右側、木曽川の右岸を南下して、支流の小川へ行くのが「小川森林鉄道」である(起点は貯木場があった上松駅)
振り返って「鬼渕停車場跡」の写真があれば良いのだが、何故だか私は写真を撮っていない。
てっきり撮っていると思っていたし、何故に撮らなんだのか不思議に思って、しばらく考えたが、確か当日(に限らず)パトカーがよく停まっていて、あまりうろついて写真の撮影をするのが気まずかった、のを思い出した(←何か後ろめたい神経症。通称「オブローゼ」)

ちなみに「鬼渕停車場跡」は、ただ“広い駐車場”的風景なのだが、現在の停車場跡は、観光バスや「森林鉄道」の座を奪った、木材を運ぶ大型トラック。または、工事用ダンプ等々の転回スペースとして使われているので、もしも当記事をお読みになられて興味を持ち、現地へ自家用車で行く際には御注意をしていただきたい(広いから…、と、迂闊に駐車場のド真ん中に車を停めて撮影三昧をしていると、多分お仕事中の大型車ドライバーに怒られると思う…)

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さて、いきなりだが…。
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敢えて言う。
何だ、この“鉄”の“ソリッド感”!
「鉄です!」や「おーい。鉄だよ!」みたいな安っぽい主張などは一切しない。
むしろ「おれは鉄だが、お前一体どうしたんだ?」みたいな、所謂“貫禄”じみたものを感じる。
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旧(現橋も含む)“赤色の貫禄”に気圧されたのは事実だ…。
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おかげさまで…。あっ、いけねぇ!
ろくに“林鉄由来”の旧橋の写真を撮らずに、木曽川の対岸、左岸まで渡っちまった!が…、まあいいさ…。焦る必要はない…。
とりあえず、今、私が渡った新橋をチェックする。
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どう見ても、過去の栄光と残映(場合によっては、その残映残像も残さずに、すっかり消えた遺構の方が多い“森林鉄道”の由来ではない)とは無関係な、真新しい最新の道路交通規格を有する、鋼ランガー橋の現橋の橋前は「鬼渕橋」である。
「“新”鬼渕橋」ではないのは意外だ。
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しかも、読みは「おにぶちばし」で「おにぶちはし」ではないのも意外だった。

何が意外なのか、と言えば、大体の橋梁の名前読みは「〇〇はし」が定番だからだ。

もしも当記事をお読みいただいて「初めて知った!」という方がいらっしゃったのならば、是非とも、お住みのご近所でも構わないので、橋梁の親柱にある銘板を、ご注視していただきたい。

案外というか「〇〇“ば”し」と、ひらがな読み(銘板)に濁音があるのは割とレアで、大体が「〇〇“は”し」だと思う。

さて…、私はこの“はしばし問題”について、今回の訪問日どころかずっと以前から、不思議かつ疑問に思っていたのだが、そんな私の“はしばし問題”を、解決!というか、少なくとも私自身において“納得”をさせていただいたのが、当ブログ「こち調」とも、リンクをさせていただき、尚且つ、まことにお世話になっているサイト【「うさ★ネコサンド/エボリューション」】の管理人であるuchiyama氏が、とある記事にて述べられた言葉だった(と、記憶しているし、以下、それを私なりに述べる)

河川に橋を架けるにあたり、当然その“橋”の名前や読みは「ばし」でも「はし」でも、あるのだが、読みの中に「ば」という“濁音”が入ると「架けた橋の河が濁る」にかかって、縁起が良くないとされて、読みは“ばし”でななくて“はし”なのだ、と。

「納得!(←納豆ではない!)」

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現橋「鬼渕橋」の竣工年…。
まあ、そうだろうよ…。
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さて…。

【次回】へ続く。

カテゴリ:●廃線 鉄道 森林鉄道

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