王滝森林鉄道 二号隧道 3

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長野県木曽郡木曽町三岳橋渡

訪問日 2009/1/19

怪しい…。から始まった隧道探索。

しかし…。


やっぱ、なんかありそうなんだよな~、と。

王滝川に架かる「県道20号開田三岳福島線」の常盤橋を脇に見ながら…。

「県道473号上松御岳線」を歩く。
写真では雪が積もり、いかにも寒々しい景色だが、実際はそうでもなかった(確か、気温は5℃ぐらいはあったと思う…。温暖な地に住んでいる方々からすれば「充分寒いわっ!」と思われるかもしれないが、長野県の真冬で日中5℃の気温は正直ありがたい。その証拠に、県道上の雪は解けて流れている)

まあ、ともかく、見上げて見れば、これって林鉄軌道の路盤でしょ。

何か見えてるし。

だけど“イヤらしい”な、こいつ。

何がイヤらしいって、県道からでは、どう見上げて見ても

「よく見えね~っ」

さ加減よ!
ああ、そうかい分かったよ。路盤に上がれば良いんだな…。と、路盤への登り口を探した。
四つん這いで県道の法面を登るのも吝かではないが、そう焦る事もあるまい。

ほら!登り口を発見!

ただ雪が…。
この時、私が履いているのは底が磨り減ったボロ靴だ。王滝川を挟んだ対岸に停めてきた車の中には新品同様の長靴がある…、のだが、いちいちそこまで戻って長靴に履き替えるのも面倒くさい。
しかも、目の前にある登り口に積もっている雪には、複数人の踏み跡もある。

まあ行けるだろ。何とかなるだろ。と、雪の中に最初の一歩の片足を踏み込んだら、簡単に擬音で表現するのならば「ガコッ!」であった。
見た目、積雪量約10cm程度の雪は、この気温でも完全に氷結したままだったのだ。
状況としては、もはや冬山登山では必須アイテムである“アイゼン”を用する。停めてきた車へ戻るだの、長靴だの云々を語る以前の状況だ。
まあ無理をして、例えば四つん這いで行けなくもないが、そうしたが結果、後になって「やめとけばよかった…」となるのが目に見えていた(転倒という危険リスクは、何も“廃探索”だけに限らず、単なる普段の生活行動だけでもかなり高いものだ)

この時、私はちょっとだけ葛藤したが、すぐさま踵を返して自宅へと帰投をした。
この怪しい場所が、どこかへ逃げる事は絶対にない。
雪が解けてから、足下のストレス無しで、ゆっくじっくり味わえばいいさ…、と思ったからだ。

【次回】へ続く。
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